厳しくも、やる気が出る時間管理術本の印象に残ったフレーズ集:「君にはもうそんなことをしている時間は残されていない」
年末連休は時間が有るので、読書にふけっております。
昔買ってまだ手を付けてない本の山をちょっとずつ消化しておりますが、中には意外に面白かった本もありました。
今日はその中で千田 琢哉さん著の「君にはもうそんなことをしている時間は残されていない」の気になった・印象に残っているフレーズをつまみ食い紹介致します。
有限な「時間」について考えさせられる強烈なフレーズ
誰にでも平等にある「時間」について色々考えさせられる本でした。
タイトルが強烈だったので、本屋で衝動買いしたのを思えております。
内容は世に有るようなタイムマネジメント方法本の要素をまとめて、わかりやすく紹介したような感じ。
私は内容もそうですが、どちらかと言うと独特の厳しい言い方/フレーズを気に入っております。
なんだか怠惰な自分を叱ってくれるような本です。
印象に残っているフレーズつまみ紹介
人はこの世に生まれてから、誰もが時計の秒針と共に死に向かって生きている。(11P)
全くもって事実、いかにその限られた時間を充実して過ごすかを改めて意識させられます。
挨拶するかどうか、いちいち迷わない。(115P)
挨拶しようかしないかなんて迷っている時間さえももったいないです。
いちいち迷わないで誰よりも早く挨拶するようになってからなんだか、自分も気持ちよく一日を過ごせる事を実感するようになりました。
パーティーの招待状は、迷った瞬間に欠席。(203P)
この歳になると増えてくる結婚式の2次会など、行くか行かないか迷うぐらいの中だったら行くだけ無駄かも知れません。
私はなんだかこの言葉に救われた気がしました。
あなたが1分遅刻しないのはもちろんのことだが、1分遅刻してくる人にはもう近づかないことだ。(280P)
私もこれには激しく同感しました。
上記に全ての人が死へ向かって有限な時間を消費しているのであれば、人の時間をもらっておいて遅刻する行為は「殺人」と同等の行為なのでしょうか?
特に5〜10分遅刻する輩が一番タチ悪いです。
サラリーマンはポジションと年収が低いほど、ウジャウジャ群がって身を寄せ合いながら行動する。しかもちょっと誇らしげだったりする。弱い魚や草食動物が群れて、粋がって行動するのとまさに同じ。(330P)
強烈なお言葉w
別に否定するわけではないですが、同僚だけの愚痴飲み会なんかはコレに当たるのではないでしょうか?
周りにも付き合う人によって全然違う仕事をしたり、メンタルを持っています。
1分以上迷う人は、1時間以上迷う。1時間以上迷う人は、1日迷って、1カ月経っても、1年経っても、ずっと迷っている。 一生迷い続ける人生で終わっていく。(360P)
耳が痛いです。
私も何かと考えてなかなか行動せず結局数年が経っていることが多いです。
なので即決即行動を心懸けるべきだと自分へ言い聞かせます。
特にこの年末だと、「来年から〜」なんて考えになってしまいますが、今この瞬間から思い立ったら行動しようかと思います。
つまらないのに勉強会や研修に参加するのは寿命の無駄遣いだ。会社の研修だろうと、自腹で申し込んだセミナーだろうと、つまらなかったら即抜け出すことだ。(407P)
なるほど。
確かに有料とか、自分でお金払ったものはつまらなくても”もったいない”と思って最後までいてしまうことが合います。
そんな時間があったら他のことへ時間を投資するほうが大切なのですね。
帰宅して、無意識にテレビのリモコンに触れない。(485P)
はい。やってしまいます。それで気がついたら数時間というのが多いです。
なんとなくBGM的に”観ないつもり”でつけたテレビもどうせ観てしまうんですよね。
今後はまず音楽などをかけるようにします。
提出物を本当に期限ギリギリに提出する人は、その他大勢ヒツジの群れ人生で幕を閉じる。(578P)
これまた強烈w
でもなんとなく気持ちいです。怒られてスッキリした感じ。
何かで突き抜けようとするなら、他人の同じ事をやってても仕方がないのですね。
朝の出勤時間5分前に、エレベーターの前で群がっている人たちの面子を見ればよくわかるはずだ。どう考えてもこれから大きなことを成し遂げるような人には思えないだろう。これから先もメェメェ群がりながら、人にこき使われておしまい。(580P)
個人的にはこのフレーズが一番この本の中で印象に残っていて好きなフレーズです。
提出物と同じで、会社にギリギリで出社して、エレベーターでその他大勢と待って時間を浪費しているような人は何も出来ないと言う意見。
時間が有限で貴重だと思っている人はもっと早く出社してエレベーターで行列になる時間なんて無駄の極みだと知っているのでしょう。
コレを読んでからは自分もなんだか朝ギリギリに会社に行ってエレベーターに並んでいるのが恥ずかしくなってました。
確かによく見れば職場などで圧倒的な仕事をしている人はそういったところにはいません。
「来月こそ頑張ります!」は、地獄の人生の始まり。(710P)
「来年こそはがんばります!」という記事を先日書いたばっかりです。(泣)
2016年始めに立てた目標を振り返る:達成状況 - BIアナリストの雑記ワークダイアリー
地獄の人生にならないためにも、今から頑張ります。
自分の夢の主人公として生きる1年と他人の夢の奴隷として生きる1年とでは、同じはずがない。(772P)
今自分の自伝をかけますか?と言われれば書けないです。
それだけ薄い人生なのでしょう。
死ぬ時に「もうやり残したことはない」「いい人生だった」と言えるような人生を歩んでいきたいです。
最後に
その他にも独特の口調で厳しくも、フレーズが散りばめられている本です。
なんとなく小難しく理論ややり方を説明しているタイムマネージメント指南書よりは、私は本書のような厳しく言葉を浴びせてくる本の方が性に合ってました。
まるで誰かに優しく叱ってもらっているような本。
このようなモチベーション系の本には精神論系の言葉も必要です。
なんだか読み終わった後メラメラとやる気が出てくる本です。
本書自体も読みやすく、どこから読んでも問題ないので、本棚においておいて時々見直して行こうかと思いいます。
(そんな時間があったら行動しろ。というのが本書のメッセージかもしれませんが笑)