パラキャリ・サラリーマン|過去の未来の自分へのメモ

本業サラリーマンしながら、副業から始めた事業で起業。過去の自分に向けて、もっと早く知っていたら役に立った事を雑記ブログで気楽に書いていきます。過去の自分と同じく仕事好き・副業から起業したいと考えている人の参考にでもなれば嬉しいです。

商品企画/ウェブマーケ担当者必見|今の若者のインターネット事情を学べるサイト「kakeru」

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企業などで特にBtoCのサービスや、商品企画・ウェブマーケティングをご担当されている方、是非目を通しておくべきウェブメディアがあります。今スグ戦力になるというわけではないですが、中長期的に、近い将来消費人口のインターネット事情を垣間見れます。

そのサイトが、「kakeru」というウェブメディアです。

kakeru.me

デジタルマーケティングで有名な株式会社オプトが運営する、”ソーシャルメディアの可能性を探求するメディア”です。

今回のなぜ、企業の商品戦略担当者やウェブマーケ担当者にとって、このメディアが将来役に立つのかをご紹介します。

編集側もターゲットも「スマホネイティブ」なので、若者の”流行”を把握出来る

この「kakeru」というメディア、主に最近のスマホネイティブ世代のSNS活用方法や今話題のトレンドなどを紹介しているのですが、その編集側も殆どがスマホネイティブです。

私のように20代後半でもある程度こういった知見があると思っていたものの、毎回今の若い世代のインターネット事情には驚きを隠せない事が沢山載っています。

例えばこの記事:

kakeru.me

簡単にいうと、スマホネイティブ世代の編集者が、今時の高校生のSNS使い方についてインタビューをして色々驚いた、という記事なのですが、私のとってはそもそもの驚く前提さえ、常識が違いすぎて驚きます。

最近の中高生がどのようなアプリをどのように使っているかなどを丁寧にインタビューされていて大変参考になります。5〜10年後、この子達が社会人になって、商品やサービスの消費人口の大部分を占めてくれば、今の広告方法やマーケティンの方法はガラリと変わってくるでしょう。


よくある政府統計や企業リサーチより新鮮で、参考になるデータ

会社で企画業やマーケティングなどをやっていると、必ず主張を証明する為の「数字」が必要になります。その場合よく使うのは政府が発表している統計だったり、マーケティング会社が調査した調査結果なのではないでしょうか?

しかしそういった調査は、質問次項が微妙だったり、サンプルがほとんど30〜40代だったり、若者を対象としたものも18歳~29歳などのざっくりとしたものである場合が多いです。今後の需要を知るためにはもっと若い人のデータを取りたいですし、また堅苦しい質問項目では今時の中高生は回答してくれないのではないでしょうか?

「kakeru」はまさにそういった、どんな政府でも研究機関でもやっていない調査も豊富です。

例えば、下記のFacebook離れに関する記事:

kakeru.me

今よく話題に上がる若い人のFacebook離れを実際のアンケートで調査した記事なのですが、引用もされている総務省の調査データなんかより全然有益な調査です。

総務省が調査は下記のように、経年のSNSの利用頻度を出しています。

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しかし、微妙に使いづらい。

10代と20代で区切っていますが、その中にも、高校生・大学生・新卒・社会人数年・20代後半と、経済状況も消費行動も全く違う人達が入り混じっています。この人達はもう別人類です。

しかも、対象がFacebook・Line・Twitter・Mixi・Mobage・GREEと・・・、Mixiなんていま使っているひといないでしょ。。。一応調査では20代の40%つかっているいうことになってますが、実感がまったくわきません。おそらく「使ったことある」のまちがいでは?

一方「kakeru」の調査がこちら。

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そうそう、こうゆうのを求めてたんです!

確かに政府統計に比べればサンプル数も、小難しい統計数値もないですが、商品企画やウェブマーケとして気になるのは、Mixiなどでなく「Instagram」「Pinterest」「Tumblur」などの比較的新しいSNS。お役所がやる調査なんかにはそう簡単に出てこない単語なのではないでしょうか?若者向けへSNS広告を配信するとなったら、ここらへんしか眼中にないです。大変参考になります。

極めつけはこのアンケートの設計方法が素敵すぎる!!

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SNSで閲覧するのはなんですか?に対する選択項目の設定の仕方がナイスジョブすぎます。

まさに実際に使用しているスマホネイティブ世代の方が運営してるメディアだけあります。本当に参考になります。

「インフルエンサーの投稿」という選択項目なんて、ある程度年を取った社会人なら思いもつかない質問項目です。

因みに前記の総務省の同じような使用用途にかんする質問項目はこちら;

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ちょっと違うんですよね。確かに全体感を把握するのには良いかもしれませんが、実際に広告を運営るとしてどのような物を、いつ、誰に向けて投下するなどを考える場合は「kakeru」のアンケートのほうが圧倒的に役に立ちます。


今後のユーザーアンケートに期待

上記以外の記事も、普通に会社勤めしていては絶対知り得ないことばかりで、大変勉強になります。

今後も「kakeru」さんのこういったユーザーへ向けた実態調査などのアンケートに期待したいです。そこら辺のマーケリサーチ会社に何百万円もかけて発注した調査よりよっぽど価値があると思います。

また、個人的には読み物としても大変おもしろいです。

最近の若者・将来の顧客のインターネット事業はどのようなものだろう、と考えてる担当者は是非目を通しておくべきだと思います。